疾患

  • 乳がん

    乳がんは乳腺に発生する悪性腫瘍で、多くは乳管由来ですが小葉や特殊型もあります。
    進行すると周囲の組織を壊して広がり、血液やリンパを介してリンパ節や骨、肝臓、肺、脳などに転移することがあります。

    「乳がん」について
  • 乳腺炎

    乳腺炎は、乳腺に炎症が起こる病気で、母乳の滞りや細菌感染が原因です。
    乳房の腫れや痛み、発熱を伴い、授乳中の母親に多く見られます。悪化すると乳腺膿瘍になるため、早期治療が大切です。

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  • 乳腺症

    乳腺症は女性ホルモンの乱れで起こる良性疾患で、30~50代に多く見られます。
    乳房の張りや圧痛、しこりが主な症状で、月経周期によって変動します。診断後は基本的に経過観察が行われます。

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  • 乳腺嚢胞

    乳腺嚢胞は乳管に分泌物がたまってできる袋状の病変で、35〜50代の女性に多く見られます。
    内容物は液体のためがんではなく、悪性化することもありません。がんは液体ではなく硬いしこりを形成します。

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  • 線維腺腫

    線維腺種は25歳以下の若い女性に多く見られる良性腫瘍で、マンモグラフィでは、しこりと周囲組織の境界が明瞭に映るのが特徴です。硬さや動きやすさから診断されることもあります。

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  • 石灰化(良性・悪性)

    石灰化は、乳房の組織にカルシウムが沈着してできるもので、マンモグラフィで発見されます。
    多くは良性で、がん化することはほとんどありません。形が不規則で尖って見える場合は、乳がんの初期形態であることがあり、注意が必要です。

    「石灰化(良性・悪性)」について
  • 乳管内乳頭腫

    乳管内乳頭腫は30~50代に多く見られる良性腫瘍で、マンモグラフィではしこりと周囲組織の境界が明瞭に写るのが特徴です。
    発症原因は明らかになっていませんが、検査で確認されます。

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  • 葉状腫瘍

    葉状腫瘍は良性と悪性があり、35~55歳に多く特に40代でよく見られます。
    線維腺腫と似ているため、丁寧な診察と検査でしっかりと鑑別することが重要です。

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  • 高濃度乳腺

    乳房は乳腺と脂肪で構成され、乳腺の割合が多い状態を「高濃度乳腺(デンスブレスト)」といいます。
    病気ではなく、加齢とともに乳腺は減少し脂肪が増えるため、割合は自然に変化します。

    「高濃度乳腺」について